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遠藤 雅直 院長の独自取材記事

杉田ファミリークリニック

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2025/06/05

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック main

新杉田駅から徒歩1分と通いやすい立地の「杉田ファミリークリニック」。気さくで話しやすい人柄の遠藤雅直院長は、医学の道に進む前はイタリア料理のシェフだった経験もあるそうだ。「脳から全身を診ていくことができるから」と脳神経内科を専門分野に選び、横浜市立大学附属病院や国立病院機構横浜医療センターの神経内科で診療に携わった後、地域に根差したクリニックをめざして慣れ親しんだ新杉田で2016年に開業した。地域のかかりつけ医として日々の不調や皮膚のトラブルなど幅広く対応し、専門である脳神経の病気に関しては大学病院レベルの診断や治療の提供をめざす。医療DXにも取り組み、他院との連携も強化。1.5テスラのMRIを備えているのも同院の特徴だ。「家族のように親身な診療を」と語る遠藤院長に話を聞いた。

(取材日2024年12月4日)

かかりつけ医として幅広く、脳神経内科はより専門的に

先生は、いろいろな経験をした後に医師になったそうですね。

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック1

はい。医師以外の職業も経験してきたからこそ、働いている方の気持ちや悩みがわかることもあるように感じます。医学部卒業後は、横浜市立大学の研修ローテーションを経て神経内科に入局し、大学病院や関連病院で診療に携わっていました。脳神経内科を選んだのは、新しい治療法が開発され治療できる疾患も増えてきたところにやりがいを感じたこと、また脳を含めた全身を診る診療科というところに惹かれたからです。脳神経内科の専門的知識、また一般内科、小児科、皮膚科などでの経験を生かして、地域の皆さんにより良い医療を提供していきたいと思います。

なぜこの新杉田で開業されたのですか?

医師となった時から、ゆくゆくは地域に根差したクリニックを開業したいと考えていました。実際に地域に住んでいてこそ把握できるニーズもありますから、自宅のある新杉田周辺で場所を探していたのです。MRIを導入できるスペースのある物件というのはなかなかないので、この商業ビルが建つと知って「ここだ」と思いました。新杉田は庶民的で古くからお住まいの方も多いエリアですが、新しいマンション開発も進み、若いご家族も多い地域です。そのような環境が、「地域に密着したクリニックにしたい」という私たちの目標にぴったりだと思いました。

こちらのクリニックの特徴を教えてください。

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック2

地域に密着したかかりつけ医として悩みに広く向き合い、専門である脳神経内科に関しては大学病院レベルの診断や治療を提供できるように心がけています。患者さんはお子さんからご高齢の方まで幅広く、日々の不調や皮膚のトラブル、いびきや睡眠時無呼吸症候群、脳神経の病気や認知症、また頭痛に関するご相談もとても多いです。さまざまな症状の患者さんが来られますし、医療は日々進化しています。より良い医療を提供できるよう今後も研鑽を積んでいきたいですね。症状によっては他科をご紹介したり、逆に他院からご紹介を受けることもあり、この地域は医療連携の良い体制ができているといつも感じています。

認知症や頭痛の診断に役立つ1.5テスラのMRI

先生の専門である脳神経内科では、どのような相談が多いのでしょうか?

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック3

特に多いのは認知症に関するご相談です。認知症にはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症の4種類の分類があることがわかっています。最近では2023年末から、アルツハイマー病による軽度の認知障害・認知症に対する「レカネマブ」という点滴薬の使用が開始となり、これは認知症の治療において大きなニュースです。条件を満たさないと使用できないため、これまで以上に早期治療の重要性が増したということですね。当院では脳の働きを診るMMSEという検査や、CTやMRIによる画像検査を行い、アルツハイマー病の疑いのある患者さんを早い段階で病院での検査につなげられるよう努めています。また認知症と精神の状態には少なからず関連性があり、同じフロアにある精神科のクリニックと協力して治療を進めることも多いです。

頭痛の治療ではどのような方法を取り入れていますか?

頭痛の場合、まずはMRIで脳出血や脳腫瘍など脳内の病気の有無を確認します。頭痛をきっかけにMRI検査をしたら「数センチの腫瘍が見つかった」というケースも珍しくありません。異常が見つかった際は、速やかに適切な医療機関にご紹介します。脳内に異常がない場合にも、片頭痛・緊張性頭痛・群発性頭痛と頭痛にはさまざまな種類があり、それぞれに治療法が異なります。内服薬や点鼻薬などを用いるほか、マッサージ・ストレッチ指導などを取り入れながら改善をめざすこともありますね。

とても特徴のあるMRIが備えられているとお聞きしました。

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック4

そうなんです。1.5テスラのMRIで、従来の装置よりも精細に脳・脊椎・関節など全身の状態を確認することが可能です。またMRI検査というと「圧迫感があるので受けるのが怖い」とか「ガンガンする音がうるさい」という方も多いですよね。当院ではそんな患者さんの不安を解消できるよう、検査室の照明やBGMを自分好みに選べるようなシステムを導入しています。空き状況によっては当日の検査も可能ですし、近隣の先生から検査の依頼を受けることも多いんですよ。読影については画像診断を専門とする外部施設と連携し、ご依頼くださった先生には結果だけでなくレポートもつけてお返ししています。

さまざまな取り組みで、患者の満足度向上をめざす

診療方針や、クリニックとして心がけていることを教えてください。

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック5

診療方針は、「生命の尊厳を深く意識した医療の実践」、「安全で質の高い医療の提供」、「患者本位の医療サービスの向上」、「地域医療の連携」の4つ。スタッフ全員が名札の裏にこれらの方針を記したカードを入れて、日々、胸に刻んでいます。また脳神経内科特有の配慮や対応が必要なこともあるので、スタッフには専門的な教育を行い、神経難病など治療法が見つかっていない病気を抱えた方への心のケアも重視。患者さんの求められる診療を提供する、患者さんに満足していただくという点では「医療はサービス」と考えて、接遇にも力を入れています。

スムーズな診療のために、さまざまな工夫をされているそうですね。

はい。スマートフォンから事前に入力できるウェブ問診、医師とスタッフ間のカルテ上での情報共有、スタッフからのお声がけ、待合室のサイネージでの情報発信など、待ち時間の短縮と診療の質の向上のために工夫を凝らしています。脳に関わる疾患は緊急性を要するものも多く、一部検査を予約で行ったとしても、診療自体を予約制とすることは難しいんです。どうしても患者さんをお待たせしてしまうことはありますが、少しでも快適にお過ごしいただけるよう院内全体で取り組んでいます。

ところで、先生のプライベートについても少し教えてください。

遠藤雅直院長 杉田ファミリークリニック6

休日は妻と2人の子どもたちとテーマパークに出かけたりして楽しんでいます。子どもの園や学校でのご縁から親子で来院してくださる方もいらっしゃり、うれしいことですね。家庭で子どもと接しているうちに、小児科の対応もずいぶん慣れた気がします(笑)。妻は看護師で脳神経内科での経験も長く、開業後は副院長として、事務やクリニック運営全般を頑張ってくれている縁の下の力持ちです。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

私は、脳を含めた全身が診られる日本神経学会神経内科専門医として、地域に根差したクリニックをめざしてこの地で診療を行っています。「脳のことで不安があるが、どこに相談したらよいかわからない」、「脳の検査を受けたいが、なかなか行きづらい」という方も多いようです。当院では、リラックスしてMRI検査を受けられるような設備を備えており、空き状況によっては当日の検査も可能です。頭痛や認知症、パーキンソン病など、脳や神経に関わることはもちろん、健康に関して不安なことがあれば、かかりつけ医としてなんでもご相談ください。ファミリークリニックという院名のとおり、地域の方々を家族のように親身に診療していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/2万7500円~

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